自傷行為と依存症

自傷行為と依存症

アルコール依存症や薬物乱用者はリストカットなどの自傷行為を伴いやすいことが知られています。これは、依存症も自傷行為もその多くは自己肯定感の低さにあるため、それによって自分のコントロールが難しいのです。また、アルコールや薬物はよく知られているように気分に高揚感を与え、そして冷静な判断力や分別力を低下させるようになります。そのために、普段なら考えもしない自傷行為に走るケースも多いのです。

 

自傷行為も、アルコール依存や薬物依存も、基本的に依存性があるものです。脳内物質の働きにも似た部分があるので注意が必要です。

 

こういった依存症の解決のためには、様々な取り組みが必要で、本人の努力と共に周囲の協力も必要です。周囲がするべき努力は、とにかく対話や生活を通して本人の自己肯定感を高めてあげることが大事で、本人が自律的なしっかりした生活ができるという自信を与えてあげることです。逆に無関心やぞんざいな扱いは自己肯定感を低くして自暴自棄を誘発してしまいがちです。

 

また、本人も正しい知識を学ぶことによってその恐ろしさと周囲に与えている悪影響に目を開くことが大切です。依存症から脱却しようとする自助グループは、依存状態にある人たちどうしが協力して回復を目指す集まりで、経験がある人しかわからない部分を理解してくれるとして、参加者たちの満足度も高いようです。人によっては、そういった場に誘導するまでがまず一苦労ですが、根気強くこうした治療を促してほしいいと思います。